Tuesday, June 26, 2007

アールスメア・フラワートライアル


先日、アールスメアのフラワートライアルに行ってきました。
毎年行っていますが、毎年、どの会社も頑張って発展しているのが分かります。育種だけではなく、どうすればマーケッタビリティを上げて行くことが出来るのか、各企業が自社の立場を良く理解し、強みとなる部分を更に強調しているのが良く見て取れました。
帰国後、ある生産者組合の総会に招かれ、日本を代表する生産者、関東を代表する市場の方々の話しを聞いてきました。同じ席に有名な販売店のバイヤーもいたのですが、そのバイヤーの方の欲しているものと、生産者・市場の方々の凝り固まった考え方にあまりのギャップがあり、悲しくなってしまいました。ちょっと前は、ヨーロッパと日本の園芸業界には10年の差があると言われていましたが、その差がどんどん離れている様な気がします。
先日の総会の席で少し話させてもらったんですが、欧米で成功している園芸企業の共通点があります。
 *高品質の商品
 *品種数を持つ
 *花持ちの良さをテストする
 *トレンドを把握する
 *販売店の企画を作る
 *営業チームを持つ
これらすべてを満たしている会社が日本にどれ位あるでしょうか?

Friday, June 01, 2007

クレマチス


うちの庭のクレマチスが見頃を迎えています。弊社で取り扱っているペパーミントとカシスです。クレマチスの蔓は伸ばしておくとそのままどこにでも絡まってしまうので、いつも強く切り戻しています。それが良いのか、毎年地際から強い蔓が伸び、しっかりと栄養を吸収して立派な花が沢山咲いてくれます。つまり、あんまり細かいことは考えないで、「じゃまになったら思いっきりきる!」がクレマチス栽培のポイントなのでしょうか?
日本ではクレマチスは通常愛好家向けの植物として出回っていますが、もっと誰でも気軽に楽しめる植物だと思います。そんなに管理も難しくないし、○○系とか分からなくても庭で楽しむのに何ら支障はありません。他の植物ではそんなに○○系なんて難しく考えたりしないのに、なんでクレマチスは難しくしちゃうんでしょうか?で、それを知っていなければクレマチスを育ててはいけない様なうんちくを語る人が結構いるんですね。
以前、アメリカの花屋の花壇苗売り場でクレマチスの苗がペチュニア、バーベナ、カラーリーフ等と一緒に販売しているのを見て、とても嬉しく感じました。○○系なんて言葉も書いてなく、ただ写真の裏に管理方法を詳しく書いた大きなラベルがついていました。日本でも、花壇苗や普通の宿根草を買うのと同じ感覚で、みんながクレマチスを買ってくれればいいなと思います。